10月後半になると、職場の飲み会やホームパーティー、子どもの園のイベントで「仮装どうする?」という話題が必ず出てきます。お菓子をもらいに歩き回る年齢はとっくに過ぎた――けれど、ハロウィンの仮装を本気で楽しんでいる大人は想像以上に多い。
海外のSNSでは毎年、プロ顔負けの衣装から思わず笑ってしまう一発ネタまでが大量に流れてきます。そこで共通しているのは「お金をかけた人が勝つ」わけではない、ということ。この記事では、大人が無理なく、かつ記憶に残る仮装をするための考え方を整理します。
ハロウィンの仮装で「ウケる」ものには法則がある
SNSで拡散される衣装を眺めていると、だいたい次の3タイプに分類できます。
1. 懐かしさで刺す
子どもの頃に見ていたアニメやテレビ番組のキャラクターは、同世代の共感を一気に集めます。日本なら平成初期の特撮、昔のゲームキャラ、給食のメニューなど。「あ、それ知ってる!」と言わせた時点で成功です。精度より、題材選びのセンスが効きます。
2. 笑いで刺す
段ボールと100円ショップの素材でつくった「コンビニのおでん」「満員電車のつり革」のような一発ネタ。完成度が低くても、むしろそれが味になります。会話のきっかけになりやすく、パーティーでは最強の部類。
3. 完成度で殴る
特殊メイクや造形で、本気の再現を狙うタイプ。時間はかかりますが、写真に残したときの満足度は段違いです。初めてなら、全身ではなく顔まわりだけ本気を出すのが現実的。傷メイクや血糊、カラコン的な小物に集中投資すると、衣装がシンプルでも一気に化けます。
日本のハロウィン事情に合わせて考える
海外のように住宅街を練り歩く文化は日本にはほとんどありません。実際の「出番」はこのあたりに集中します。
- 屋内のホームパーティー・飲食店のイベント:動きやすさと、座っても崩れない形状が重要
- テーマパークや仮装可のイベント:長時間歩くので靴と防寒が命
- 職場や保育園のゆるいイベント:全身仮装はやりすぎ。カチューシャやマントで十分
- 子どもの付き添い:主役は子ども。親は色を合わせる程度の「匂わせ仮装」が上品
また、渋谷など一部エリアでは路上での飲酒や混雑対策の規制が年々強化されています。街に繰り出すより、屋内で撮って楽しむというのが近年の主流になりつつあると考えておくと、衣装選びもブレません。
予算を抑えて完成度を上げる3つの工夫
私服を「7割」使う
全身を買い揃えると一気に出費がかさみます。黒のタートルネックやデニム、トレンチコートなど手持ちの服をベースに、特徴的なアイテムを1〜2点だけ足す。これだけで多くのキャラクターは成立します。終わったあと普段着に戻せるのも利点です。
小物にお金をかける
人の目は顔と手元に行きます。ウィッグ、帽子、メガネ、手袋。この順で投資効率が高い。特にウィッグは髪型が変わるだけで別人になるので、コストパフォーマンスが抜群です。
買うものと作るものを分ける
衣装のベースは既製品、ネタ要素は手作り。この分担が一番ラクです。フェルト、グルーガン、結束バンドがあれば、たいていの小道具はなんとかなります。
準備を始めるなら、まずはこのあたりを押さえておくと迷いません。
この記事に関連するおすすめアイテム
大人用ハロウィン仮装衣装セット
ベースの衣装が一式そろっていれば、手持ちの服と小物を足すだけで完成度が上がります。サイズ展開が広く、パーティーでも動きやすい作りのものを選ぶのがコツです。
ハロウィン用フェイスペイント・特殊メイクセット
顔まわりに手を入れるだけで写真写りが大きく変わります。肌に使うものなので、落としやすさや成分表示を確認してから使うと安心です。
当日に失敗しないためのチェックリスト
- トイレに行けるか:全身タイツや着ぐるみ系で毎年必ず発生する問題
- 移動中はどうするか:公共交通機関では上からコートを羽織る。会場で着替えられるなら一番安全
- メイク落としを持つ:特殊メイクや血糊は通常の洗顔では落ちにくいことがあるため、専用のリムーバーを用意。肌が弱い人は事前にパッチテストを
- 10月末の夜は冷える:薄着の衣装ならインナーで調整
- 撮影は明るいうちに一度済ませる:夜の屋内はブレやすく、せっかくの力作が残らない
写真で損しないためのひと工夫
仮装は「その場の空気」より「残った1枚」で評価されます。背景がごちゃごちゃした部屋だと衣装が埋もれるので、無地の壁の前に立つだけで見栄えは激変します。スマホのポートレートモードで背景を軽くぼかし、顔に光が当たる向きを探す。小さなリングライトが一つあると、暗い店内でも破綻しません。
そしてもう一つ。グループで揃えると拡散力が跳ね上がります。同じ作品のキャラを分担する、あるいは色だけ統一する。ひとりで気合いを入れるより、3人で中くらいの気合いを入れたほうが結果的に目立つ、というのはSNSを見ていると毎年の傾向です。
仮装は「上手さ」より「参加」
完璧な衣装を用意できないからやめておく、というのが一番もったいない選択です。猫耳ひとつ、傷メイクひとつでも、その場の空気は確実に変わります。大人になったからこそ、予算も手の抜きどころも自分でコントロールできる。今年は気負わず、ひとつだけ何かを足してみてください。
よくある質問
仮装初心者が最初に買うべきものは?
ウィッグかカチューシャ系の被り物をおすすめします。服を変えなくても一瞬で雰囲気が出て、収納も場所を取りません。
特殊メイクは肌が荒れませんか?
製品や体質によって反応は異なります。顔に使う前に腕の内側などで試し、長時間つけっぱなしにしないこと。落とすときは専用のリムーバーを使い、こすらず浮かせるのが基本です。
子どもの付き添いでも仮装したほうがいい?
必須ではありませんが、マントや帽子など軽めのアイテムを身につけると写真の統一感が出ます。動きやすさを優先し、子どもを抱き上げられる格好にしておくと安心です。
関連記事
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。
参考: Here are some the internets best Halloween costumes(Mashable)の内容をもとに、日本の読者向けに独自に構成しています。
Photo by Sami Abdullah on Pexels