7月のプライムデーでイヤホンを買った翌月、同じ型番がさらに安くなっていた——そんな経験があるなら、この記事は役に立ちます。Amazonプライムデーとブラックフライデー、同じ商品を狙うならどちらを待つべきか。結論から言うと多くのカテゴリでは「見つけたときが買い時」ですが、数カテゴリだけは明確に年末のほうが有利です。
日本のAmazonは年に3回、大型セールを開催するのが恒例になっています。7月前後のプライムデー、10月のプライム感謝祭(通称・秋のプライムデー)、そして11月下旬のブラックフライデー。この3つをどう使い分けるかを、カテゴリ別に整理していきます。
プライムデーとブラックフライデー、底値はどちらが安い?
価格推移を追えるツール(Keepaや価格.comの価格履歴など)で人気商品のグラフを眺めると、だいたい同じことが起きています。年に3〜4回、ほぼ同じ水準まで価格が落ちるのです。その谷が7月、10月、11月末、そして年明けの初売り。つまり「プライムデーの価格を逃したら、ブラックフライデーでほぼ同じ値段に戻る」というのが現実です。
逆に言えば、プライムデーで過去最安を更新した商品が、ブラックフライデーでさらに大きく下がる保証はありません。欲しいものが明確に決まっていて、価格履歴を見て十分安いと判断できるなら、次のセールを待つ意味は薄いということになります。
違いは「参加条件」にある
金額以上に実務的な差が出るのが参加条件です。
- プライムデー・プライム感謝祭:Amazonプライム会員限定。非会員は原則として対象価格で買えない
- ブラックフライデー:会員でなくても参加できるセールが中心
家族で1アカウントしか使っていない、年会費を払うほどAmazonを使わない、という人にとっては、ブラックフライデーのほうが素直に参加しやすいイベントです。なお会員向けの先行セール枠が設けられることもあるので、人気商品を狙うなら会員のほうが有利な場面はあります。
重なりが大きいカテゴリ
どちらのセールでも似たような値引きが入りやすいのが、以下のジャンルです。
- ロボット掃除機・スティック掃除機
- ワイヤレスイヤホン、ヘッドホン
- Amazonデバイス(Echo、Fire TV、Kindle)
- 調理家電、電動歯ブラシ、美容家電
- 日用品やペット用品のまとめ買い
この手のものは「セール期間中に納得の価格が出たら買う」でまず失敗しません。待ってもせいぜい数百円の差で、その間に在庫が消えるリスクのほうが大きいからです。
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ロボット掃除機
プライムデーでもブラックフライデーでも値引き幅が近く、セール時期を選ばず買いやすい代表格。高価格帯ほど割引額が大きくなるため、セール期間に狙う価値があります。
ノイズキャンセリング搭載ワイヤレスイヤホン
年に数回ほぼ同じ底値まで下がる典型カテゴリ。次のセールを待つメリットが小さいので、納得できる価格が出たタイミングで確保するのが合理的です。
4K液晶テレビ
値引きが年末に集中しやすいカテゴリの筆頭。設置費やポイント還元を含めた総額比較がしやすいよう、候補機種を事前にリスト化しておくと判断が早くなります。
ブラックフライデー(年末)を待ったほうがいいカテゴリ
テレビ
テレビは例外中の例外です。11月から12月にかけては、年末年始の需要とメーカーの在庫調整が重なり、値引き幅が年間でもっとも大きくなりやすい時期。Amazonだけでなく、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ジョーシンなどの家電量販店も同時に攻勢をかけてくるため、価格競争が働きます。
大型テレビは設置・リサイクル料・下取りまで含めた総額で比較すべき商品でもあります。量販店なら配送設置込みの見積もりが取りやすく、ポイント還元を含めると実質価格が逆転することも珍しくありません。Amazonの表示価格だけで決めないのがコツです。
さらに言えば、新モデルが出そろった後の春先(2〜3月の決算期)も型落ちが安くなる狙い目。テレビは「年末」か「決算期」の二択と覚えておくといいでしょう。
ノートPC
ノートPCも年末優位です。理由は単純で、年明けに新モデルが控えているため、メーカーも販売店も旧世代の在庫を減らしたいから。加えてAmazonはPCの取扱機種がメーカー直販や量販店ほど網羅的ではなく、構成を選べるカスタマイズモデルはメーカー公式サイトのほうが安いケースもあります。
- メーカー直販のクーポン価格
- 量販店のポイント還元込み実質価格
- Amazonのセール価格
この3つを並べて比較するのが鉄則。学生や新社会人向けの新生活シーズン(2〜3月)も値引きとキャンペーンが集中するので、急がないならそこまで引っ張る手もあります。
おもちゃ・ホビー
クリスマス商戦に合わせて、ブロック玩具やボードゲーム、知育トイの値引きが一気に濃くなります。プライムデーの時期にはここまで動きません。ただし人気商品は売り切れが早いのが難点。欲しい型番をリスト化して、セール初日に動けるよう準備しておくほうが確実です。転売価格に手を出さないためにも、事前の定価チェックは必須です。
動画配信サービス・サブスク
海外では年末に配信サービスの大型割引が出ますが、日本では事情が少し異なります。Amazon側ではPrime Videoのチャンネル登録(アニメ系やドキュメンタリー系のチャンネル)が数カ月間割引になるキャンペーンが、セール時期に合わせて出ることがあります。年額プランへの切り替えや、通信キャリア経由のセット割のほうが結果的に安いこともあるため、「セールだから」ではなく契約形態そのものを見直すのが効きます。
日本ならではの“もう一つの軸”
Amazonだけを見ていると損をする、というのが日本市場の特徴です。同じ11月には楽天市場のブラックフライデーやお買い物マラソン、Yahoo!ショッピングのポイント施策が重なります。
- ポイント還元を含めた実質価格で比較する(楽天・PayPay経済圏は表示価格が高くても逆転しやすい)
- 量販店の下取り・設置サービスは大型家電で効いてくる
- Amazonギフトカードのチャージ特典があれば事前にチャージしておく
- カートに入れて価格変動を監視し、過去の底値を基準に判断する
「どのセールが安いか」より「どこで買うといくら戻るか」を見るほうが、実額の差は大きく出ます。
結局どう動けばいい?
- イヤホン・掃除機・日用品:プライムデーでも感謝祭でもブラックフライデーでも大差なし。納得価格なら即買い
- テレビ・ノートPC・おもちゃ:11月以降を待つ価値あり
- 型落ち狙い:2〜3月の決算・新生活セールも選択肢
- 買う前に必ず価格履歴を確認し、「セール価格」が本当に安いかを自分の目で判断する
セールは安く買うためのものであって、買う理由を作るためのものではありません。欲しいものリストを先に作り、そこに載っているものだけを拾う。これだけで満足度はかなり変わります。
よくある質問
プライムデーは年に何回ありますか?
Amazonが「プライムデー」と呼ぶ本体イベントは夏に1回、加えて10月に「プライム感謝祭」という秋版のプライム会員限定セールが行われるのが通例です。実質的には年2回、プライム会員向けの大型セールがあると考えておけば問題ありません。
プライム会員でなくてもセールで買えますか?
プライムデーとプライム感謝祭は会員限定のため、非会員は対象価格で購入できません。一方でブラックフライデーやサイバーマンデーは会員でなくても参加できるのが基本です。体験期間を使って参加する手もありますが、自動更新の設定は確認しておきましょう。
セール価格が本当に安いか見分ける方法は?
価格推移を記録しているツールや価格比較サイトで、過去の最安値と現在価格を見比べるのが確実です。表示された割引率は参考値にすぎず、直前に価格が上がっているケースもあります。あわせて他店のポイント還元込み実質価格もチェックすると判断を誤りにくくなります。
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参考: Amazon Prime Day vs. Black Friday: When are the deals actually better?(Mashable)の内容をもとに、日本の読者向けに独自に構成しています。
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