投票日は予定が入っていて行けそうにない。投票所入場券がどこかへ行ってしまった。引っ越したばかりでどこへ行けばいいか分からない——どれも「投票できない理由」にはなりません。
期日前投票や不在者投票といった仕組みを使えば、ほとんどのケースで一票を投じられます。ここでは投票のやり方を、準備から当日の流れまで順番に整理します。
投票のやり方は大きく3パターン
まず全体像をつかんでおくと動きやすくなります。国政選挙でも地方選挙でも、基本の選択肢は次の3つです。
- 当日投票:投票日に、自分の住所に応じて指定された投票所へ行く
- 期日前投票:投票日より前に、市区町村が設けた期日前投票所で済ませる
- 不在者投票:滞在先の市区町村、入院中の病院・施設、または郵便等で投票する
「仕事」「旅行」「体調」など、投票日に行けない事情があるなら期日前投票がいちばん手軽です。理由を証明する書類を求められることはなく、受付で宣誓書に記入すれば済みます。
投票所入場券が届いたら確認する3点
選挙が近づくと、住民票のある市区町村からハガキまたは封書で投票所入場券(入場整理券)が届きます。捨てずに、まずここをチェックしてください。
- 当日の投票所名と住所:近所の小学校や公民館とは限らず、同じ町内でも割り当てが分かれることがあります
- 期日前投票所の場所と期間・時間:役所のほか、駅前の商業施設や大学に臨時で設けられることもあります
- 家族分がまとまっていないか:世帯分が1枚の用紙に連名で印字される自治体もあり、自分の欄を切り離して持参します
届かない、紛失した、という場合も慌てなくて大丈夫です。選挙人名簿に登録されていれば、本人確認ができれば投票できます。免許証やマイナンバーカードなどを持って行き、受付でその旨を伝えましょう。心配なら事前に市区町村の選挙管理委員会へ電話で確認するのが確実です。
期日前投票のやり方
期間と時間の目安
期日前投票は、選挙の公示・告示日の翌日から投票日の前日まで行えるのが原則です。時間は午前8時30分から午後8時までが基本ですが、商業施設内などの臨時投票所は開設日や時間が短いこともあります。入場券や自治体サイトの案内で必ず確認してください。
当日の流れ
- 受付で入場券を渡す(なくてもOK。本人確認で対応)
- 宣誓書に氏名・住所・投票日に行けない理由を記入する
- 投票用紙を受け取り、記載台で候補者名や政党名を書く
- 投票箱に入れて終了
自治体によっては入場券の裏面が宣誓書になっていて、自宅で記入してから持参できます。混雑を避けたいなら、これを済ませておくと受付が早く終わります。所要時間は空いていれば5分前後です。
投票日に地元にいないときは「不在者投票」
出張や進学、長期の旅行などで住民票のある市区町村を離れている場合は、滞在先の選挙管理委員会で投票できます。流れは次の通りです。
- 住民票のある市区町村の選管に、投票用紙などを請求する(郵送のほか、オンライン請求に対応する自治体も増えています)
- 届いた書類一式を開封せずに滞在先の選管へ持参する
- そこで記入し、投函してもらう
書類のやりとりに日数がかかるため、選挙が決まったらすぐ動くのが鉄則です。投票日に間に合わなければ無効になってしまいます。入院・入所中の人は、指定施設であればその場で不在者投票ができる場合があります。重度の障害などで外出が難しい人向けには、要件を満たせば郵便等による投票の制度もあります。いずれも事前の手続きが必要です。
海外在住なら在外投票
海外に住んでいる人は、在外選挙人名簿への登録が前提になります。登録後に交付される在外選挙人証を使い、大使館・総領事館での投票、郵便による投票、一時帰国時の投票のいずれかを選べます。郵便投票は国際郵便の日数を見込む必要があるので、余裕を持って準備してください。
投票所に持って行くもの・できること
特別な道具は要りません。入場券と、念のため身分証があれば十分です。知っておくと役立つポイントをまとめます。
- 筆記用具:記載台には鉛筆が備えてあります。持参したペンを使いたい場合は、こすって消えるタイプは避け、係員に一声かけると安心です
- メモの持ち込み:候補者名や政党名を書いたメモ、選挙公報を見ながら記入して問題ありません
- 子どもの同伴:投票所に子どもを連れて入れます
- 支援が必要なとき:字を書くのが難しい場合の代理投票、点字投票、スロープや車いすの用意など、申し出れば対応してもらえます
- 撮影・SNS:投票所内での撮影は原則控えます。投票用紙の中身を見せる行為もトラブルのもとです
当日の投票時間は原則として午前7時から午後8時まで。ただし地域の事情で繰り上げ閉鎖される投票所もあるため、入場券の記載を確認しておきましょう。
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開票速報の追い方と、情報の受け取り方
投票が締め切られると、各局やニュースサイトが開票速報を流します。スマホで長時間追うならバッテリーの消耗に注意。公式の選挙管理委員会サイトや総務省の発表は、確定値を確認したいときの基準になります。
注意したいのは、選挙期間中から投票日直後にかけて増える不確かな情報です。生成AIで作られた画像や音声が「証拠」として出回るケースも各国で報告されています。発信元が公的機関か、複数の報道で裏が取れているかを確かめる習慣をつけると、振り回されずに済みます。
よくある質問
投票所入場券をなくしたら投票できませんか?
投票できます。選挙人名簿に登録されていれば、受付で本人確認を受けることで投票用紙を受け取れます。運転免許証やマイナンバーカードなどを持って行き、受付でなくした旨を伝えてください。
期日前投票に「行けない理由」の証明書類は必要ですか?
不要です。受付で宣誓書に該当する理由をチェック・記入するだけで投票できます。仕事、旅行、冠婚葬祭、入院など幅広い事情が対象になります。
引っ越した直後はどこで投票するのですか?
原則として、選挙人名簿に登録されている自治体で投票します。転入からの経過期間によっては旧住所の自治体が投票先になることもあるため、転入届を出した時期を添えて、引っ越し先の選挙管理委員会に確認するのが確実です。
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参考: How to vote in the US midterm elections: Find when polls open, close, and other details(Mashable)の内容をもとに、日本の読者向けに独自に構成しています。
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