マーベルの新ドラマ『Zodiac(ゾディアック)』が発表されました。公開されたのはロゴ1枚と「スパイドラマ」というジャンル、そして2028年という配信時期だけ。キャストもあらすじも伏せられたままです。
それでも海外のファンコミュニティは一気に沸騰しました。理由は単純で、マーベルTV責任者が「コミックのファンなら、あのロゴにたくさんのものが隠されている」と意味深に語ったからです。
日本の視聴者にとっては「また新しいシリーズか、追いきれない」と感じる人もいるはず。ここでは、現時点で確からしい情報と、ファンの間で有力視されている説を切り分けて整理します。
マーベル新ドラマ『Zodiac』の現時点でわかっていること
ニューヨーク・コミコンのマーベルTVパネルで明かされた情報は、驚くほど少ないものでした。整理するとこうなります。
- ジャンル:MCU世界を舞台にしたスパイ/諜報ドラマ
- 配信時期:2028年予定
- キャスト:未発表
- あらすじ:未発表
- 公開されたもの:タイトルロゴのみ
同じパネルでは『デアデビル:ボーン・アゲイン』がシーズン3で完結すること、『X-MEN ’97』シーズン3、ワンダ関連の『ヴィジョンクエスト』の情報も出ましたが、ネット上の話題をさらったのは圧倒的に『Zodiac』でした。情報がないほど盛り上がるというのは、ある意味で理想的なティザーの形です。
ロゴに仕込まれた「シールド」と謎の円
ファンが真っ先に反応したのが、ロゴの「A」の部分。これがS.H.I.E.L.D.(シールド)のエンブレムの一部を流用したようなデザインになっている、という指摘です。対テロ・諜報機関であるシールドが物語の中心に絡む可能性は高そうです。
さらに議論を呼んでいるのが「O」の部分。機械的な円が崩れていくようなデザインで、
- アイアンマンのアークリアクターに似ている
- 砕けた盾(シールド)を表している
- 回転する「車輪」のモチーフではないか
といった読み解きが飛び交っています。特に「車輪」説は、後述する原作コミックの設定と噛み合うため注目度が高めです。
原作コミックの「ゾディアック」とは何者か
日本でアメコミを原書で追っている人は多数派ではないので、前提を押さえておきます。「ゾディアック」はマーベル作品で何度も使い回されてきた名称で、一つの固定された組織名ではありません。
1. 十二星座を名乗る犯罪組織
初出は『アベンジャーズ』コミック。黄道十二宮(牡羊座、牡牛座…)の名前を冠したヴィランたちが集まった犯罪組織として登場しました。以降も複数の組織がこの名を名乗っています。
2. 「グレート・ホイール」としての再解釈
ジョナサン・ヒックマンが手がけた『シークレット・ウォリアーズ』や『S.H.I.E.L.D.』系の作品では、ゾディアックが「グレート・ホイール(大いなる車輪)」という組織として描き直されました。シールドやヒドラのトップを含む、世界中のスパイマスターたちによる秘密会合という設定です。
しかもこの組織の創設者は、タイムトラベルしてきたレオナルド・ダ・ヴィンチ。冗談のような話ですが、本当にそういうコミックが存在します。ロゴの「O」が壊れゆく車輪に見えるという指摘は、ここに直結します。
3. 化学兵器としての「ゾディアック」
実写ドラマ『エージェント・カーター』では、ゾディアックは化学兵器の名称として登場しました。MCUの実写側ですでに言及済みの単語である、という点も見逃せません。
ファンの間で有力な3つの考察
説1:『シークレット・インベージョン』のやり直し
ニック・フューリー主演のドラマ『シークレット・インベージョン』は、陰謀と諜報戦という魅力的な題材を扱いながら、評価は厳しいものでした。あの路線をもう一度、今度はきちんと作るのでは──という期待が最も多い意見です。
フューリーが秘密部隊を率いて世界規模の脅威に当たる、という構図はまさにスパイドラマ向き。コミック準拠なら、まだ映像化されていないフューリーの弟ジェイク(別名スコーピオ=蠍座)の登場という展開もあり得ます。
説2:シークレット・アベンジャーズの実写化
2010年のコミック『シークレット・アベンジャーズ』は、ムーンナイト、ブラック・ウィドウ、アントマン、ウォーマシン、さらにビーストらが集まる非公式の特殊作戦チームを描きました。シールドやコールソンとの接点も明示されています。
ただしMCUは『シビル・ウォー』の非公認アベンジャーズ、『サンダーボルツ』の寄せ集めチームと、似た構図をすでに2度やっています。差別化できるかが鍵になりそうです。
説3:完全にネタだが捨てがたい「ゾディアック事件」説
海外掲示板では「2028年の『Zodiac』は2007年のデヴィッド・フィンチャー監督作『ゾディアック』の精神的続編で、インフィニティ・ウォーとエンドゲームの間を舞台に、トニー・スターク、ブルース・バナー、変装したクエンティン・ベックが連続殺人犯を追う」という珍説も人気を集めました。
もちろん本線ではないでしょうが、フィンチャー版『ゾディアック』の主演が、ハルク役のマーク・ラファロだったのは事実。こういう偶然を拾って遊べるのがファンダムの楽しさです。
2028年までをどう待つか:予習の現実的なルート
配信は2028年。待ち時間が長いぶん、関連作を押さえておくと公開時の情報量が段違いになります。日本から追う場合の現実的な順序はこうです。
- 『エージェント・オブ・シールド』:ロゴが示唆する組織の基礎。長尺なので早めに着手を
- 『エージェント・カーター』:「ゾディアック」という単語が実写で出た作品
- 『シークレット・インベージョン』:比較対象として
- 『ウィンター・ソルジャー』:MCUのスパイ路線の最高到達点
配信はディズニープラスが中心です。まとめ見するなら、テレビの画質・音質環境を少し整えるだけで体験がかなり変わります。特にマーベル作品は暗いシーンと低音が多く、スマホのスピーカーでは情報が落ちます。
この記事に関連するおすすめアイテム
サウンドバー(テレビ用スピーカー)
マーベル作品は低音と効果音の情報量が多く、テレビ内蔵スピーカーだとセリフが埋もれがち。1本置くだけで配信ドラマの没入感が大きく変わります。
ワイヤレスヘッドホン(ノイズキャンセリング)
夜間や家族がいる環境でも音量を上げずに済み、暗いシーンの多いスパイドラマの小さな環境音まで拾えます。移動中の予習視聴にも向きます。
タブレットスタンド
過去作のまとめ見は時間がかかるので、手に持たずに済む環境づくりが効きます。角度を変えられるタイプなら寝転んだ視聴でも首が疲れにくいです。
情報を追うときの注意点
2028年までの間、確定情報とファン考察が入り混じって流れてきます。見分けるポイントは単純で、マーベル公式またはディズニー公式の発表に紐づいているかだけです。「ロゴがこう見える」「リークによると」という話は、あくまで楽しむための材料として距離を取っておくと、公開時にがっかりしません。
逆に言えば、ロゴ1枚でここまで議論が転がるのは、原作コミックの蓄積が厚いシリーズならでは。答え合わせまで時間はありますが、その過程こそが今回のコンテンツだと考えると、2年はそれほど長くないのかもしれません。
よくある質問
『Zodiac』はどこで配信されますか?
現時点で配信先は正式発表されていませんが、近年のマーベル実写ドラマは日本ではディズニープラスでの独占配信が続いています。同様の形になる可能性が高いと見られます。
MCU作品を観ていないと楽しめませんか?
スパイドラマとして独立して成立する作りになる可能性はありますが、ロゴがシールドを示唆している以上、『ウィンター・ソルジャー』や『エージェント・オブ・シールド』を観ておくと理解が深まります。全作品を追う必要はありません。
「ゾディアック」はヴィラン組織の名前ですか?
コミックでは十二星座を冠した犯罪組織として始まりましたが、後にスパイマスターたちの秘密組織「グレート・ホイール」として描き直されたり、化学兵器の名称として使われたりしています。ドラマがどの解釈を採るかは未発表です。
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参考: Marvel teases Zodiac spy thriller. Heres what fans are theorizing.(Mashable)の内容をもとに、日本の読者向けに独自に構成しています。
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